今井の杜 ハチミツ 横浜・保土ケ谷

手を抜かず、手を加えず。まじりっけなしの、おいしさです。

かつてアインシュタインは「もし蜂が地球上からいなくなったら、
人間は4年以上生きることはできないだろう」と言いました。
生態系を守るミツバチのお世話をすることは、
保土ヶ谷に残された貴重な緑を守ること。
そんな小さな思いつきから始まった、私たちの養蜂です。

1匹のミツバチが一生涯かけて集めるハチミツの量は、わずか5g。

羽化した働きバチの寿命は、約1ヶ月しかありません。
その大半は巣の中の清掃や幼虫の世話をして過ごし、最後の約10日間だけがハチミツ集めに使われます。
働きバチは1回の飛行で300〜600の花をめぐるのですが、それでも集めることのできるハチミツの量は、わずか0.04gに過ぎません。これを生涯かけて100回以上繰り返すことで、ようやくティースプーン1杯分、約5gのハチミツとなるのです。

純正ハチミツは、古くから薬としても使われてきた理想的な栄養体。

天然のハチミツには、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンC、数十種類の酵素・アミノ酸・ミネラル、さらには美しい皮膚づくりに欠かせないポリフェノールやアンチエイジングが期待できるパロチンなど、150を超える成分が含まれている栄養豊かな食品です。
古代エジプトの医療書には、すでにハチミツを用いた薬の記録が残っており、喉、口内炎、擦り傷や火傷、下痢や便秘などの治療にも古くから使われてきました。

ミツバチの行動半径は約2km。保土ヶ谷の自然をひと瓶に凝縮。

私たちは、保土ヶ谷の今井町にある建物の屋上で養蜂を行っています。ミツバチの行動半径は約2km。
ここで採れたハチミツは、周辺にまだまだ豊かな自然が残されていることの証だと言えるでしょう。
巣づくりに始まり、女王蜂の育成、採蜜、冬支度、そして越冬と、養蜂は何ひとつ手を抜くことはできません。大量生産・大量販売のつもりなどまったくないので、「できることを丁寧に」そして「手を抜かず手を加えず」、それだけが私たちのモットーです。

まずは、ミツバチたちに敬意をはらう。養蜂とは、自然との共同作業。

社員有志で「ハチ課」を結成。週に一度、「内検」を行い、巣箱の状況と女王蜂の存在を確認します。
同時に、「王台」と呼ばれる女王蜂の産卵飼育場が新しく作られていないかをチェック。「王台」をそのままにしておくと新しい女王蜂が生まれてしまうので撤去します。一つの巣箱の中に、女王蜂はあくまで一匹だけ。その他のうち9割が、巣の掃除、子育て、食餌の調達を行う働き蜂。
1割が交尾だけを行う雄蜂です。
蜜の溜まり具合もチェックし、充分に溜まっていたら「採蜜」を行います。燻煙器で煙を吹きかけ、採蜜の間だけ、ミツバチにおとなしくしてもらいます。それでもミツバチたちは元気。巣枠から離れない蜂をブラシで払います。
これは人工の巣枠ですが、自然界でもミツバチはミツロウを分泌し、触覚を使って正確に六角形の巣穴を作ります。
六角形の集合体は、軽量で断熱性に優れ、垂直方向の力にとても強いため、飛行機、人工衛星、建築物などの部材に多く使われます。これをハニカム構造と言いますが、Honeycomb=ハチの巣のことなのです。しかも巣穴は蜜が流れ出さないよう微妙な角度がつけられ、裏側が互い違いに組み合わされた両面構造をしています。
さらにミツバチは、巣穴が蜜でいっぱいになると、ミツロウでフタをしていきます。蜂たちの仕事ぶりに感嘆しつつ、このフタを削り取っていきます。
私たちが花の蜜を吸ってもハチミツほど甘くはありません。ミツバチが吸って、体内の酵素と混ざり、羽であおぐ運動熱や幼虫の体熱などで水分を蒸発させ、甘さを凝縮させた結果がハチミツなのです。
いよいよ遠心分離機にかけて採蜜をはじめます。力任せに回したのでは、巣枠が壊れてしまうので注意が必要です。
今年はじめてのハチミツ。ミツバチたちの知恵と努力の結晶です。何度かろ過を繰り返し、不純物を取り除きます。まじりっけなしのハチミツです。

純・横浜産  純正ハチミツ。ミツバチからの、おすそわけです。

商品写真

「今井の杜 ハチミツ」販売中の店舗

  • 「棚2(たなたな)天王町」 横浜市保土ヶ谷区天王町1-8-13 TEL:045-331-3300
  • 「天王町 あげ市」 横浜市保土ヶ谷区天王町1-33-1 TEL:045-332-7211 http://www.ageichi.com/
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